2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

好意の自尊理論

フラれて落ち込んでいるときに優しくしてくれた異性と新たな恋に落ちる・・・・・・ という経験は誰にでもあることではないかもしれませんが、 そういう話を聞くこと自体は少なくありません。 失恋や失敗などでネガティブな気持ちになっているときに優しくさ…

ボッサードの法則

1932年にアメリカの心理学者ボッサードが婚約中のカップル5000組に対して行った 調査では、それらのカップルのほとんどが お互いに歩いて行き来できるほどの近い場所に住んでいたという結果が得られました。 つまり、物理的な距離が近いほど心理的な距離も近…

新近効果

前回の投稿で、「初頭効果」について話しましたが、 それとは逆の「新近効果」(または「終末効果」)というのもあります。 これは、興味を持っている対象から最後に得た除法が、 特に重要なものとして強く印象付けられるという心理作用です。 つまり、別れ…

初頭効果

ビジネスでもそれ以外の人間関係でも、 相手に良い印象を持ってもらうためには、 初対面で相手に与えるイメージがとても大切です。 話の内容が重要なのはもちろんのことですが、 人間が相手から受ける情報の中でも、 最初に会ったときに受けたイメージや情報…

ヤーキーズ・ドットソンの法則

面接やプレゼンといった重要な場面で極端に緊張してしまい、 頭が真っ白になってしどろもどろになってしまったり・・・・・・ という経験は誰にでもあるでしょう。 人間は、他人に対して自分をよく見せようと思えば思うほどプレッシャーを感じ、 緊張してし…

アッシュの同調実験

人間は周囲の意見に流されやすいものです。 たとえそれが間違っていると思っても、 とりあえずみんなと同じ行動をしてしまうことはよくあります。 心理学者アッシュが行った同調実験では、 1人だけでは99%間違えない三択の問題でも、 サクラ6人と一緒に質…

心理的リアクタンス

学生の頃、「このTV番組を観終わったら勉強しよう」と思っていたのに、 親から「勉強しなさい」と言われて「今やろうと思っていたのに!」と思って、 勉強する気が失せてしまう・・・・・・ という経験は誰にでもあるのではないでしょうか。 人間はいつもも…

ネガティブの閾値

「ケンカするほど仲が良い」というのは、ある程度本当のことです。 頻繁にケンカになるカップルは、 相手に対する怒りのハードルが低いということですが、 この怒りのハードルを「ネガティブの閾値」といいます。 一見するとネガティブの閾値が高いほうが円…

類似性・相補性の原理

心理学ではお互いの似ているところを「類似性」といいます。 「似た者夫婦」などという言葉がありますが、 人間は基本的に自分と似たところのある人に惹かれやすい傾向があります。 社会心理学者のバーンが行った実験でも、 意見や態度が似ている相手のほう…

好意の返報性

誰でも、相手に好意を示されれば嬉しいものです。 そればかりでなく、こちらも相手に好意を持つ場合が多くなります。 人の心は、元々そのようできているのです。人間は誰でも無意識に、 周囲に受け入れられたい、認められたいと思っています。 なので、自分…