暗闇効果
アメリカの心理学者ガーゲンは、お互いに面識がない男女を6人ずづ集めて、
明るい部屋と暗い部屋で過ごさせるという心理実験を行いました。
参加者たちは、薄明の部屋ではごく当たり障りのない会話をするにとどまりましたが、
真っ暗な部屋では会話が減りつつも、
内容はよりプライベートなものになりました。
そして男女の距離が近づき、
直接的なスキンシップが行われることもあったのです。
真っ暗な場所では、多くの人が不安を感じるため、
無意識に誰かに寄り添いたいという欲求が高まります。
また、暗闇では自制心や道徳心のブレーキも弱くなるため開放的な気分になり、
明るい場所よりも本音や欲望を表に出しやすくなるのです。
これらの作用は「暗闇効果」とも呼ばれています。
あなたが意中の相手と仲を深めたいと思うなら、
照明が暗めで雰囲気のあるお店をデートの場所に
選ぶのはとても効果的といえるでしょう。