文脈効果
商品の価値は、品物それ自体だけにあるわけではない・・・・・・というのは、
誰でもわかると思います。
商品をどのように見せるか・提示するかがいかに重要であるかは、
メディアに様々な広告があふれている今の世の中を見れば
容易に理解できることでしょう。
マーケティングの分野では、
消費者に商品の価値をより強く感じてもらうためのテクニックのひとつとして
「文脈効果」がよく利用されています。
商品の周辺の情報(文脈)が違えば、
商品自体の価値も違って感じる・・・・・・というのが文脈効果です。
たとえばケーキ屋の店頭に美味しそうなお菓子があったとします。
そこに添えられているポップが単に「人気商品」か、
それとも「〇〇王室御用達!」かでも、
そのお菓子の魅力は違って見えてくるはずです。
これが文脈効果です。
商品に歴史や権威を感じさせるよう紹介や提示の仕方を工夫すれば、
価値が上がって見えたりするのです。