好意の自尊理論
フラれて落ち込んでいるときに優しくしてくれた異性と新たな恋に落ちる・・・・・・
という経験は誰にでもあることではないかもしれませんが、
そういう話を聞くこと自体は少なくありません。
失恋や失敗などでネガティブな気持ちになっているときに優しくされると、
人間は優しくしてくれた相手のことを「自分の自尊心を回復するのに必要な存在」
として認識することが多くなります。
これは「行為の自尊理論」と呼ばれます。
失恋に限らず、仕事での大失敗や受験など、
自分の存在自体を否定的に考えてしまいそうなダメージは、誰にでもありえます。
そんなときに好意的/肯定的に接してくれる相手がいると、
自尊心や自己評価を回復しやすくなるのです。
自己評価が下がっているときには、
以前には見向きもしなかったような相手からでも好意を寄せられれば
グラつきやすくなるので、意中の相手が失恋したときは、
その人を口説ける絶好のチャンスというわけです。