成功恐怖理論
たとえば「ビッグになりたい」とまでは思わなくとも、
「成功したい」、少なくとも「失敗したくない」とは、
誰でも思うのではないでしょうか。
しかしその一方で、成功するために実際に行動を起こすとなると、話は別です。
漠然と「成功したい」と思いながら、そのために実際にチャレンジする人は、
あまり多くなさそうです。
それには、人間の心のはたらき、成功恐怖が大いに関わっているのです。
心理学者ホーナーは、「人間は無意識に成功を回避する心理がある」と提唱しました。
これは「成功恐怖理論」と呼ばれています。
成功には必ず失敗やリスクが付いて回ると考え、
無意識のうちに成功することを恐れてしまう・・・・・・というのが、
成功恐怖理論です。
それを踏まえて成功に近づくには?・・・・・・
失敗やリスクが伴うことを意識した上で、「それでも自分は成功したい」と自覚し、
恐れずに実行するのが、成功への道といえるでしょう。
希望や願望は誰もが抱くもの。しかしそのために努力するかどうかは、
人それぞれです。
努力を避ける人は、成功する過程や
成功後について、ネガティブな想像をしてしまいます。
このように、人には無意識に成功を回避する傾向があります。
成功のために努力するにせよ、回避してしまうにせよ、
この傾向を自分が持っていると認識することは大事です。
自分の成功回避傾向を認識した上で、それでも強く成功を願うことができる人は、
いつか必ず成功するでしょう。